Windows7 RC

巷では、Windows Vistaが重いので、XPの次はVistaを飛ばしてWindows7に移るという話をよく聞く。相当軽いのだろう。RCが最近出たのでインストールしてみた。
あくまで体感上の印象という前提で、誤解を恐れずに言うと、Vistaとくらべてそんなに軽いのかなというのが正直なところ。さらに誤解を恐れずに言うと自分のPCのOSをXPからVistaに変えた時もVistaの重さが気にならなかった。
いくつかの要因がある。

  • 確かに起動時間はVistaがXPや7よりもかかっている。でも自分は普段PCを使わないときはスリープ状態にしているので、起動時間の長さはあまり気にならない。
  • 自分のPCはRAMが4GBytes入っている。使っているOSは32bitなので、実際には3GBytes少々しか使われないが、メモリに関してはあまり心配しなくても大丈夫。多少サービスがたくさん立ち上がっていても物理メモリが足りなくなることはないし、よく使うアプリケーションはメモリ上にキャッシュされる。NetBookのように大半が1GBytesが標準だとVistaにはしんどいのだと思う。
  • PhotoshopやPremire、ビデオエンコードなどCPU資源を大量に必要とするアプリケーションを使っていない。
  • 使っているPCのCPUがCore2Duo。低消費電力版ではあるが、Core2Duoの性能はAtomより優れている。性能が高い方が性能の変化がわかりにくいのではないかと推測する。
  • XPはインストール直後はとても軽い印象があるが、しばらく使っているとだんだん重くなってくる印象がある。これも体感なので根拠はないのだけれどVistaはその傾向が小さい気がする(最初から重いから?)

自分としての結論としては、高速化や応答性の向上というポイントでWindows7が明らかに優れているというはない。(あくまで自分の利用環境に限定した場合。)ただ、Windows7の基本機能についてまとめられたところを見ていると消費電力の低減やフォールト トレラント ヒープなど気になる機能もあるので、しばらく使ってみようと思う。