実践Common lispを読み始めた

書店で和訳を見つけて購入。
読もうと思った訳
人間は、自分の信じたいものを信じようとする。

lispというのは不思議なプログラミング言語だ。高い生産性と柔軟性を持っている(らしい)にも関わらず、不思議なくらい、仕事でlispを使っている人いない。賛否両論。

Paul Grahamが有名なエッセイ普通のやつらの上を行け ---Beating the Averages---lispを秘密兵器と謳っていると思ったら、

Joel Spolskyが言語をめぐる論争

そう、ポールがLispでアプリケーションを作り、そしてLispでアプリケーションを書いたがために何百万ドルも儲けたと話しているのは知っているが、正直なところその話をかつて真に受けた人間は2人しかおらず、そのあと全部書き直すことになったから、彼らも同じ過ちを繰り返すことはないだろう。

なんてことも言っていたりする。
書籍の不足、処理系が統一されていない、インフラとなるライブラリが少ない、括弧が山ほど出てくる文法が初学者の参入障壁を上げている、などいくつかの理由が浮かんでくるものの、本当のところはよくわからない。

実際に使ってみないことにはよくわからないと思い、以前lispの入門書を読んで、ポチポチ打ち込みながらプログラミングを勉強したことがあった。そのときは、勉強した範囲が基本的な文法の範囲を超えなかったせいか、C/C++, Javaみたいな言語でなくlispでなけれならない理由を見つけることができなかった。「実践Common lisp」では、基本的なlispのSyntaxの説明ではなくて書名の通り実践的な内容を説明しているらしい。lispの良さというのがはっきりすればよいと思っている。

そう、自分はlispが秘密兵器であってほしいと信じているのだ。